喫茶マウンテンの「大人のお子様ランチ」の変遷を年代別比較!完成度を高めた立役者とは?

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2016年、東京を中心にブームとなった「大人のお子様ランチ」。「アレもコレも食べたい」という欲求が一皿で満たせると支持を集めました。

「東京ライス」や「ベイビーキングキッチン」などが今でも代表格として人気を維持していますが、ブームを追いかけメニュー化する飲食店の中には、単なるワンプレートランチ的なものが多かったのも事実。

それはそれで良いのですが、子どもがお子様ランチに惹かれる理由の1つが見た目のワクワク感。ご飯の上に立てられた「国旗」が無いと満足しなかったものです。

そんな童心にかえれるような楽しい演出が施された「大人のお子様ランチ」が今でもしっかり人気を維持しており、そのバカバカシイほどの遊び心が近年のインスタ映えを支えています

それが、「大人のお子様ランチ」の最高峰ともいえるのが名古屋にある「喫茶マウンテン」の「大人のお子様ランチ」です。

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初期の「大人のお子様ランチ」は不細工だった

有名な画家さんでも、人気のロックバンドでも、初期の頃は荒削りで、個性が薄かったり、あるいは、クセが強かったりするものです。そして大ブレイクする前には低迷期も存在していたり・・・喫茶マウンテンの「大人のお子様ランチ」も、昔は粗削りでした。

「大人のお子様ランチ」にとって、2006年から2013年までが、そんな期間だったのではと、筆者は思います。

その変遷を年代別に見てみましょう。

2006年の「大人のお子様ランチ」

これはネット上で取得できた画像のうち、もっとも古いものです。ご覧のとおりピラフの上でソーセージやハンバーグを使って人間の顔を表現しているのですが、近年の「キャラ弁」を見てきて目が肥えた人たちの目には、若干、粗い作風に映るかもしれません。

2008年の「大人のお子様ランチ」

2008年のバージョンでは、目と耳と鼻の配置がより顔らしくなるように配慮されていることが分かります。ケチャップのかけ方が丁寧になっていますね。

2009年の「大人のお子様ランチ」

どことなくドラえもん風でしょうか。この頃になるとケチャップで描く線が作風を左右するようになってきます。

2010年の「大人のお子様ランチ」

2008年から続く基本形を守っています。2つのトマトが頭の上にあり、皿を逆さにしてみるととこれが口髭のように見えてオジサン風の顔に変身するのであります。

2013年に公開されたYoutube動画でも、このことについて説明されています。

2011年の「大人のお子様ランチ」

特に変わった様子はありません。安定しています。この作品では、トマトが耳になっています。

2012年の「大人のお子様ランチ」

目を寄せるとドラえもん風になることが分かります。ケチャップのかけ方が雑かな、という印象もあります。何年も作り続けていると、“作る楽しみ”が薄れてきているのでしょうか。

と、ここで少し変化が現れます。この作品では、ケチャップで顔の輪郭をふち取るという手法を取りいれました。そして、耳の位置がどことなく動物風でもあります。

2013年の「大人のお子様ランチ」

2012年から登場した「ふち取り」手法。口元の動物感が上手に表現されていますね。マンネリ脱却を図ろうというわけでしょうか。

2014年の「大人のお子様ランチ」

しかし、一方ではこんな作品も。鼻付近のハンバーグの数が減ったうえにトマトお置き方が雑です。ちぎったソーセージが角のようでもあり、その角の一方に旗が立てられているありさま。既に過去のこととはいえ、客の期待を裏切る結果につながるのでは?とハラハラしちゃいます。

ところが、「大人のお子様ランチ」は、この後、見事な変貌を遂げることになるのです・・・。

2014年、「バイトのMちゃん」が生み出した力作が「大人のお子様ランチ」を変えた!

この力作に注目してください。ツイートには、「今日の力作♪っと大人のお子様ランチを見せてくれたバイトのMちゃん」とあります。この「Mちゃん」なる人物が、大人のお子様ランチに新たな風を吹き込んだのではないでしょうか。

これなんか、先述の「動物系」なんですが、若干クオリティが劣ります。おそらく「動物系」を考案したスタッフをまねて、別のスタッフが作ったのではないかと推察します。

ラジオパーソナリティや声優のお仕事をされている恵美友香織さんのブログでは、「可愛くない(o゚Д゚o)」と書かれてしまいました。

「バイトのMちゃん」という個人の技をスタッフ全員に行き届かせるのは難しいようです。

2015年も安定した作風

これはおそらく「バイトのMちゃん」の作品でしょうか。可愛く仕上げる作画のセンスがうかがえます。しかし、「バイト」ですから、いつまでMちゃんがマウンテンでこのハイクオリティな作品を作り続けられるのか心配です。


とはいっても、「Mちゃん」が開発した描画法は、「大人のお子様ランチ」の地位向上のために大きな役割をはたしているようです。

客は温かく見守っていた

お客様というのはありがたいものです。「大人のお子様ランチ」のスタッフによって異なるクオリティについて、このように擁護しているのです。

このような優しいお客に支えられながらも、「バイトのMちゃん」という逸材の活躍もあり、長い年月を経て、「大人のお子様ランチ」のクオリティは高い水準に達しました。

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理想形として引き継がれる「大人のお子様ランチ」

2016年には首都圏を中心に「大人のお子様ランチ」ブームが沸き起こり、喫茶マウンテンとは全く異なる高級志向のメニューも生れました。

そのような中、喫茶マウンテンはブレない独自路線で「大人のお子様ランチ」を守り、育ててきました。

「バイトのMちゃん」は今も喫茶マウンテンで働いているのでしょうか。それとも、どこか遠くで見守っているのでしょうか。

ツイッター上で「バイトのM」ちゃんの存在を確認できたのは、2017年5月までです。

ともあれ、喫茶マウンテンの「大人のお子様ランチ」は理想的なクオリティを維持しながら相変わらず人気メニューとしてお客を喜ばせているようです。


これなんか、長年修行を積んだ職人さんがサラリと描いた風に仕上がっていますね。

ちょっと”かわいくない系”もご愛嬌。安定したクオリティです。

より目!作っている人が楽しんでいるようです。

あーん!泣いちゃっているし。
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いかがでしたでしょうか。筆者は遠く北海道の在住であり、なかなか名古屋へ行くなどかないませんが、数日にわたる取材を経て、すっかり愛着がわきました。いつか「大人のお子様ランチ」に出会える日まで、たびたびネットでその評判を確かめたいと思います。

「バイトのMちゃん」さん、ご覧になってましたら、ぜひコメントください!

■喫茶マウンテン
住所 愛知県名古屋市昭和区滝川町47-86

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