北陸地方の郷土料理「べろべろ」はダイエット食にお勧め!以外と簡単に作れる

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「べろべろ」ってどんな料理?

石川県など北陸地方の郷土料理「べろべろ」、別名「えびす」とも呼ばれるこの料理は、北陸地方のお正月のおせち料理やお祭り、お祝いの席には欠かせません。

「べろべろ」は、玉子などの具が入っただし汁を寒天で固めたもの。生姜と砂糖を入れるのが基本で、お好みで醤油を入れる場合があります。

外観の似た料理に「煮こごり」がありますが、一般家庭で作ろうとすると、それなりの料理の心得が無いと、“晩御飯の残り物”的な、見栄えの悪いものになりがちですね。

その点、ゼラチンを使った「べろべろ」は、誰が作っても上品に仕上がります。脂っこくなくヘルシー感も抜群。

お客様のおもてなしなどで、是非、真似てみたいものです。

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「べろべろ」の語源は?

「べろべろ」には、「えびす」、「べろべろ」、「べっこう」、「えべす」、「はやえべす」など様々な別の呼び方があります。

語源は、諸説あり明らかではありませんが、「べっこう」は、その見た目から語源が「鼈甲」であることは想像できます。
「えびす」「えべす」については、石川県輪島市のお菓子の「ゆべし」に似ているから、という説があります。

「べろべろ」は、包丁で切ったときに、寒天がユラユラ、ベロベロとたわむことの擬音語ではないかという人もいますが、「べっこう」から変化して「べろべろ」になったという説もあります。

いずれも、学術的に調査したものが無いとなれば、どなたか是非調べていただきたいですね。

「べろべろ」の作り方

簡単に言うと、砂糖と生姜を入れただし汁に溶き卵を入れ寒天で固めたもの。家庭によって味付けが若干ことなるようで、少量のお醤油を入れる場合が多いようです。

見栄えを大切にしたければ、お醤油は控えめが良いかもしれません。玉子以外にも様々な食材を入れて味とともに見た目も楽しめる料理ですね。

「べろべろ」の基本レシピ

1)鍋に水カップ2+1/4と粉寒天子さじ2を入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、2分間ほど煮て寒天を溶かす。

2)卵1個をボウルに割り入れて、よく溶きほぐす。

3)1に砂糖50g、うす口醤油大さじ1、塩小さじ1/6を加えて混ぜ、砂糖が溶けたら少し火を強め、軽く煮立ったところに2を細く流し入れる。卵がふんわりと浮いてきたら火を止めて、しょうが汁小さじ1/2を加え、粗熱を取る。

4)内側を水でぬらした容器に流し、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。容器から取り出し、食べやすく切って器に盛る。

出典/NHKみんなの料理

www.kyounoryouri.jp

様々な「べろべろ」の事例

冒頭にご紹介した「べろべろ」は比較的透明感があるタイプでしたが、石川県内でも、金沢や能登地方では醤油を多めに入れた褐色に、小松や加賀地方ではより透明感のある薄い色に仕上げることが多いのだそうです。

そして家庭によっても、様々なバリエーションで作られているようです。

「べろべろ」は、お正月のおせち料理や祭事などに古くからふるまわれていた料理ですが、現代では、居酒屋の付け出しに、スーパーのお惣菜コーナーで、普通の晩御飯に、など、様々なシーンで登場しています。

枝豆が入っている「べろべろ」

金箔入りの「べろべろ」

www.rakugan-sabon.com

スーパーのお惣菜売り場の「べろべろ」

宴会料理での「べろべろ」

宴会料理での「べろべろ」その2

「めろめろ」とも呼ばれるらしいです。

家庭で自家消費用に作った「べろべろ」

見た目から「べっこう」と呼ぶ所もあるそうです。

テレビで紹介された「べろべろ」

「笑っていいとも!」の日曜版「萬Days!」で紹介されたことがあるようです。
<Youtubeより>

この番組では、スタジオに「べろべろ」が登場。会場にいた石川県出身の若い女性は「この料理は知らない」と答えました。若い人たちには既になじみが無くなっているのでしょうか。

寒天はカロリーが低いので、ダイエット食として脚光を浴びる日が来るかもしれませんよ。

他にも各地の郷土料理の珍しい名前が紹介されています。当ブログではこの番組で紹介された郷土料理も今後追いかけてみたいと思います。

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