今回ご紹介するのは、ヒグマの肉です。ヒグマは家畜化されていないので、狩猟で捕獲されたものが細々と流通しています。
近年は、ヒグマが札幌市の住宅街に出没するなどして、世間を騒がせていますが、昔からハンター達の間では、熊鍋などとして食用にもされてきました。
北海道内の道に駅などでは、缶詰で売られているのをよく見かけますが、なんと生肉も入手することが可能なんです。
日本で最大の猛獣!北海道のヒグマ
ヒグマは、ご存知のように日本に生息する陸上動物としては最大。大きな個体では体調が2メートルを超すこともあり、本州のツキノワグマとは比較にならないくらい恐ろしい猛獣です。
三毛別羆事件(1915年)、福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件(1970年)など人が襲われた悲惨な事件を知ると、その恐ろしさが分かります。
クマの狩猟期間は、北海道では10月1日~1月31日。一発で仕留めれば良いですが、仕留め損ねると逆に襲い掛かってくる生命力を持っています。
そんな命がけで捕ったヒグマの肉。現地の猟師にお願いしなくても、今の時代、ネットで購入できるのです。
熊肉(クマ肉)の特徴・味
熊肉は、脂身は融点が低く、汁物などでは旨味がスープによく出るとのこと。狩猟の時期や、血抜きなど狩猟後の下処理の仕方によって臭みが出たりします。
食べたことのある人からは、「思ったほど臭みもなく美味しかった」、「意外と柔らかかった」などの感想も聞かれます。
しかし、「思ったほど」、「意外と」という枕詞が付いていますので、じっくり味わうと野生動物らしさが感じられるはずです。
熊カレー缶/初心者向け
熊肉の大和煮(缶詰)/中級者向け
獣臭さを消すために生姜がたっぷりと入っていますが獣臭さの方が勝っています。
酒の肴に、話のタネに、チャレンジ旺盛な方はぜひトライしてください
熊肉そのまんま(生肉・未加工)/上級者向け
小国町小玉川の熊まつりへ!!
念願の熊汁ゲット…!2年前に来たときは売り切れて食べられなかったのだ。
熊肉は獣くさいのかな?と思いきやそんなことなく、柔らかいしお肉の味がしっかりして美味でした👌✨雄大な景色、残雪、#桜🌸
遠くて疲れたけどもう最高ーー😆
マタギの熊狩りも見れたよ🐻 pic.twitter.com/9bU7C38dPg— ちあき🍒キャリアカウンセラー@選択肢と彩りのある人生を送りたい (@love_dash_echia) May 4, 2019
調理・料理の参考になるサイト(レシピ)
下記の記事では、おそらくツキノワグマの例かと思いますが、臭みの強いクマ肉をアレコレと調理したレポート記事です。ぜひ参考にしてください。
熊肉のアク抜き
・お湯でボイルしてから流水で洗う(新矢料理長のひとりごと)
・水洗いして日本酒に付け込んでから下茹で(Lothlórien(ロスロリアン))
熊肉のレシピ
・熊肉・葱のシンプル炒め(楽天レシピ)
・熊肉・茗荷・茄子のホイル焼き(楽天レシピ)
・熊肉の時雨煮(特選男の料理)
・熊鍋(BE-PAL)
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