真っ黒で香り高い「音威子府そば」を、東京都23区内で唯一食べられる場所が世田谷区にあります。
大井町線「等々力駅」近くに2014年2月22日オープンした「ビンテージブックス&バー ベルエア」は、真空管アンプが自慢のジャズバーですが、ここは、東京23区内で唯一「音威子府そば」が食べられる場所なのです。
「音威子府そば」とは
「音威子府そば」は、北海道で最も小さな(人口が少ない)村「音威子府村」で作られている“真っ黒な蕎麦”。
全国に根強いファンを持っていますが、これを食べられる飲食店は非常に少ないのが現実です。
“日本一うまい駅そば”として有名な、音威子府駅構内のそば屋さん「常盤軒」は、店主が高齢のため現在は休業状態となっています。音威子府村では、かろうじて1軒だけ「一路食堂」が音威子府そばを看板メニューとして守り続けています。
首都圏で「音威子府そば」を食べるには
この音威子府そばを食べるには、どうしたらよいのでしょう。
I’m at ぎん鈴旅館 in 青梅市, 東京都 https://t.co/V9MOiUtk1Q pic.twitter.com/eYJCqnoQ0y
— けーくぼ (@small_citrus) 2019年2月24日
東京都内では、奥多摩、青梅市御岳本町にある老舗旅館「ぎん鈴旅館」で提供されていることが有名です。そのほか、2019年1月に千葉県茂原市にオープンした「音威子府食堂」でも食べることができます。
いずれも、都心から出かけるには、ちょっと距離がありますね。できれば、東京23区内で「音威子府そば」を食べたいという人も多いはず。
音威子府村の某所で掲示されている「音威子府そばが食べられるお店一覧」には、以上の2軒が紹介されていますが、冒頭に紹介した「ベルエア」は記されていないのです。
これは、ぜひ皆さまにお知らせしなければ、というわけで以下のとおり、あらためてご紹介いたします。
東京23区内で「音威子府そば」を食べられるのは、たった1軒
東京23区内で「音威子府そば」を食べられるのは、やはり唯一、世田谷区の「ビンテージブックス&バー ベルエア」だけのようです。
「音威子府そば」が食べられる「ベルエア」ってどんなお店?
「ベルエア」は、公式のFacebook(現在は更新されていない模様)によると、「ヴィンテージをキーワードに「酒」「本」「音楽」を楽しむ大人のための空間」とのこと。
カフェというかジャズバーのような雰囲気なのでしょうか。
店主は、新しいものよりも、とにかく古いもの、人の手がかかったことが感じられるものが大好き。「ベルエア」は、古いアメリカ車の名前。
時々、落語の寄席や、フォークソングのライブなどのイベントも行っており、中高年がのんびり集うには、とても居心地の良い場所のようです。
食事は、音威子府そばを使い、注文を受けてから店主がその場で揚げる「かき揚げそば」が名物。
都内では希少な「音威子府そば」、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
■ビンテージブックス&バー ベルエア
東京都世田谷区等々力3-19-16
(大井町線等々力駅より玉川警察署方面に徒歩4分)
電話 03-6432-1339
定休日 水曜日
[食べログ]
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