レトルトパウチ温め専用機器「レトルト亭」について、マイナスの口コミとして「結構時間がかかる」「思ったより時間がかかる」というものがあります。
これが、単に印象でしかないのか、それともお湯を沸かしてレトルトを温める従来の方法と比較して、どうなのか、数字で検証してみようと思います。
「レトルト亭」でのレトルトパウチ温め時間
まず、「レトルト亭」の温め能力について、製造販売元では、次のように示しています。
・150g=小盛:6〜7分
・200g=普通:7〜8分
・300g=大盛:8〜9分
「湯せん」でのレトルトパウチ温め時間
・湯せんでの調理時間8分~11分
※2500WのIHコンロで150gのレトルトパウチを温めた場合。
【検証内容】
水温20℃の1リットルの水を沸騰する時間は、
・1400WのIHで約6分程
・2500WのIHで約4分程
参照:アイリスオーヤマ
※ガスレンジの強は、IHで言えば2.5KW相当。
調理時間は、レトルトカレーの場合、どのメーカーも、「封を切らずに熱湯に入れ3~5分」とされています。
1400WのIHコンロで150gのレトルトパウチを温めると、10分~13分の時間がかかることになります。
2500WのIHコンロで150gのレトルトパウチを温めると、8分~11分の時間がかかることになります。
なお、ハウス食品のサイトでは、湯せんでの温め事例として、直径24cmの鍋で、2リットルの水を入れ、お湯を沸かすところからスタートしてパウチの温め時間を含めて約10分で算出されています。(1袋づつの加熱)
「レトルト亭は、時間がかかる」に対する結論は
つまり、「レトルト亭は、時間がかかる」というのは、過剰に便利さを求めた人が、「もっと短い時間で温められるかと思った」という印象に過ぎないことが分かります。
これ以上、レトルトパウチの容器ごと早く温めようとすると、容器が熱で溶けてしまうわけですね。
以上、が「レトルト亭は温めるまで結構時間がかかる」に対する検証結果でありました。